Seoul

Photo Studio & Cafe

[Seoul Art Information vol.3] Photographer RUNAPARK

bluespotではアジアのネットワークを生かした情報発信の一環として、ソウルを始め東アジアから発信されるアート情報をご紹介します。

今回第三弾としてご紹介するのは、ポートレート写真を中心に「ヒーリングフォト」という活動を続ける Photographer RUNAPARKさんへのインタビュー。
彼女の写真に対する思いや、これまでの活動を取材した。

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「写真を撮り続けることが私の役目。この写真を通して、いまの世界を美しい世界に変えたい。」
という大きな夢を語る、RUNAPARK。

彼女の母がポートレート写真家として韓国で活動していたことから、幼少時から彼女にとってカメラは欠かせない日常生活の一部であったという。 
気が付けばカメラを触っていたという彼女は、カメラを友人のような存在だと話す。

多感な時期をカメラと共に過ごした彼女は、大学卒業後に編集社に勤め、商業写真活動を通して経歴と実力を培ってきた。
当然のようにその道に進み、大手クライアントと数々の撮影をこなしてきた彼女。
そして2010年、彼女は韓国の商業写真活動から距離を置き、ヨーロッパへと生活の拠点を移した。

2年6ヶ月の期間をヨーロッパ各国で過ごし、自分自身を見つめ直した彼女は、現地で出会った人々の魅力、愛に触れ、改めて「人物ポートレート」に魅了される。
そうした経緯の中、心に傷を負った人々への治療、ファミリーカウンセリングプロジェクトを開始した。

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心に問題を抱えている人の生活に密着し、その人の生活を記録として残していく。
彼女が撮影を続けることで、被写体の表情や雰囲気が明るく前向きになっていくというのだ。  

彼女が自分自身を見つめなおす旅を経たことで、カメラを通じてその経験を多くの人に伝えたいという思いがあった。
被写体がルナの視線とまっすぐと向き合うことで、本人の意思を確認する手助けになっているのかも知れない。 
「今の思いを認識する」、という誰しもに必要なフィードバックを手助けする彼女の撮影が、ヒーリングフォトにつながっていく。

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ルナのレンズを通した被写体となることで、自分自身が何を考えていたのかを気づかされる。
そのうち何に悩んでいたのかも、傍観者のように優しく見守れるようになるという。

"世の中をより美しいものにしたい" という願いから今後も彼女は『ヒーリングフォト』という活動を続けていく。
社会的な役割を果たす為に、深く『人』と向き合い、人を写していくことが彼女のライフワークになっていくのだろう。 
今後も彼女の活動に注目し、見守っていきたい。

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bluespot korea: Lim Kweng Soo

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She was born and bred in South Korea.
However, her mother tongue might not be Korean.
Runa started to speak a visual language with warmhearted eye contact rather than Korean.
A born visual artist, when she was a 5 years old girl, she fell in love with a camera.
She became addicted to the infinite pleasure she receives from the sound of shutter.
It expanded her entire world and she is still exploring visual tools, they never part.
As a Creative Director, Healing Photo Therapist, Artist and Journalist, she has done commercial, private and government works, as well as celebrity articles and interviews in Europe up until the present.

Clients
LG, Samsung, KT, KTF, SK, Acuve, Lotte, Hyundai,
National Korea Museum, Korea Agro Fisheries Trade Coperation,
Korea Commercial Bank, IBK Bank, AIA, Woori bank, KB, City bank, BCcard, Amway Korea,
Nonghyup, Allianz, Mirae Asset, Shany, The Shilla Duty Free, CJ, AMORE, VIPS, DOOSAN

Magazines
Joongang M&B - Lemon Tree, Ceci
Tour de Monde - Runa's secret map
Samsung Zoomin
KT Cultural Foundation

Awards&Exhibitions
2011 . Twin Tree Tower, Design Seoul, South Korea
2010 . Canterbury Festival, UK
2009 . Life Symposium
2009 . G-mind Healing photo
2008 . National Treasure SUKGULAM restoration, National Korea Museum
2002 . KONICA Korea Kids of Asia Photo
2001 . DIODEO Visual Contest

http://www.runaland.com/

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[Seoul Art information vol.2] a collector of East Asian antiques

bluespotではアジアのネットワークを生かした情報発信の一環として、ソウルを始め東アジアから発信されるアート情報をご紹介します。

今回第二弾としてご紹介するのは、韓国伝統的家屋「韓屋」の保存地区として有名なソウルの北村で生活する、骨董収集家のKIM NAM GYOOさんへのインタビュー。

伝統的価値のある骨董と現代アートを融合させた、独自のスタイルを見せる彼の暮らし。
その感性は何を物語っているのか、東アジアの魅力を発信する彼を取材した。

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東アジアの伝統的な骨董や朝鮮時代(李氏朝鮮)の家具、そして現代アートに囲まれ日々生活するKIM Nam Gyooさん。
私たちが訪ねた彼の生活する「韓屋」には、伝統的な骨董や家具から現代的、革新的なプロダクトまで、
様々なジャンルを包括する物が配置されている。
そのプロダクトたちは雑多に配置されながらも統一感があり、まるで小さな博物館のようである。

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そこには伝統と現代がバランス良く共存している。
韓国の骨董品はもちろん、中には日本や台湾、東アジアで生まれたアートも織り交ぜてあった。

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これらのプロダクトや韓屋が演出する空間は、さらなる新しいコレクトにより再編集され、次の空間へと変化していく。
その空気感は、常に流動的であるように彼が演出している。 
彼自身が何故東アジアに生まれたのか、その地の空気を吸って育ってきたかを物語るような編集力を感じる。

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「その時代のアートに触れることで、エネルギーを感じ、生きる力が沸いてきます」
とNamGyooさんは穏やかに話す。

「プロダクト、歴史教育など、様々な要因から生まれてくるアートは時代の流れの中にあるもの。 その一点だけに集中して喜怒哀楽を表現したり、切り取って物事を判断してしまうのではなく、その変動している流れを感じるところからアートに触れる楽しみが生まれます」

彼の考える "東アジア" は同じ室内に同化し、まるで他の国のものを織り交ぜているかのようには思えないほどしっくりと馴染んでいる。
ライフスタイルのルーツは似た部分が多様にあり、だからこそインテリアの相性も良いのだろう。

流れの中で文化やアートを感じ、楽しむ。
疾走するソウルの街において、決して見失ってはいけない大きな流れに気がつかされる。
そんなところに私たちが共存していく切り口や、向かうべき先の時代の光が見えてくるような気がする。

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※韓屋とは、伝統的な朝鮮の建築様式を使用した従来型の家屋。
山を背にして、前方は水辺と向き合うように南向きで建て、背山臨水の原則が守られている。
また風の通り道や水辺の位置、山と平野との距離や方向など、風水地理の理論に基づき配置されている。

(撮影&取材 bluespot seoul : Lim Kweng Soo)

[Seoul Art information vol.1]  Seoul Urban Art Project

bluespotではアジアのネットワークを生かした情報発信の一環として、ソウルを始め東アジアから発信されるアート情報をご紹介します。

今回は第一弾としてご紹介するのは、 Seoul Urban Art Project(以下SUP)。 
ソウルという都市を舞台にアーティストたちが空間の制約を受けずに、自生的な制作活動を広げるコンテンポラリーアートのムーブメントコミュニティー。
彼らの創作活動の現場に赴き、撮影を行った。

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SUPは、
ストリートアーティスト: Junk House, Hez, Garoo
グラフィティーアーティスト: Handy, Basara
ペインター: Jazoo Yang
イラストレーター: Sihoon Kim, Jang Koal
フォトグラファー/ビデオグラファー: Juno Hwang, Junsuk Seo, TJ Choe
そして韓国で活動している海外のアーティスト: Jamie Bruno, Eric Davis: Ram Lee の14名のメンバーで構成され、彼ら以外にも多様なジャンルのゲストアーティストとコラボレーションし、活動を続けている。
SUPは限定的なホワイトキャンバスに依存してきた既存の美術から脱却し、アーティストたちがより積極的に作業空間を選ぶことを重視し、平凡なソウルの街のいたるところをオープンギャラリーとして変えていくことを目指している。

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疾走感のあるスピードで、受け継いでいくべきソウルの古い建物や景観がどんどん壊されていくことに危機を感じ、取り壊された建物に芸術活動という痕跡を残し、表現として新しく息を吹き込む。
彼らはアート活動を行う地域だけを漠然と告知し、ゲリラ的に出現してはメッセージ性のあるイラストを描き始める。 
若者の歩く街中に見掛けるいわゆる「ストリートアート」としてではなく、そのアートが建物や景色と共に消されてしまうことを前提に創作活動を行っている。

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彼らが目を向けた先には、抗えない開発や破壊に対しての 『ささやかな抵抗』 を刹那的に表現しているのではないか。 
彼らを追いかけても、創作活動を行うその瞬間を決して掴むことは出来ない。 
私たちは解体されるまでの、短い期限のあるアートを通じて彼らを後追いすることのみが可能である。
SUPは大多数の大衆に好みに合わせることよりも、多様性や過激な実験精神を取り入れ、「REAL ART IN THE REAL STREET」をモットーに、「ART ON THE STREET」を発信していく。
芸術の産業化により売れる作品を制作するために多忙な今日の商業芸術から距離を置き、より自由で純粋な芸術作品に情熱を注ぎ、より多様な人々の感覚や情緒と通じ合おうとするアーティストたちの新鮮なムーブメントに注目したい。
場所や時間にルールはなく、ソウルの街で創造されては破壊されていく彼らのストリートアート、常に変化し展開されていくのだろう。

Episode:1 開発から取り残されてしまったスラム街、ソウル北東部、北アヒョン洞、
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Episode:2 異文化、性、酒、米軍、カオス、あらゆる要素が共存し続けるイテウォン洞、
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Episode:3 軍部による支配が優先された負の街ドハ地区。
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Episode:4 現在はソウル中心地のウルチロ地区に拠点を移して活動中。

著しく発展し高層化していくビル群にかこまれているソウル経済の象徴の中で、その街並みに置いていかれたように時間が止まってしまったこのウルチロ地区。

この場所で彼らは何を思い、何を発信していくのだろうか。
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bluespotがソウルという街に魅力を感じ、翻弄されたハングリーな精神をここにも感じることができる。

(撮影&取材 bluespot seoul : Lim Kweng Soo)

[Web] http://www.sup-project.com/main.htm
[facebook] http://www.facebook.com/SUProject

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疾走するソウルの街。
焦燥感とも思えるそのスピードとバイタリティーは、アパレルの世界にも色濃く現れている。
ソウル独自の生産・流通システムが小ロットでの製品化を可能にし、
それゆえ、様々なブランドが立ち上がり、そして消えてゆく。
私たちは、その雑多で、切なさの立ち込める膨大な製品群の中にあって、
今一度「気分」でファッションに向き合うことにしました。

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279-69 B1 Suyu-dong Gangbuk-gu, Seoul, South Korea